中学校の卒業式で恥をかかない母親の服装は?

我が子がいろいろな体験をしながら、3年間通った中学校生活の最後の日。
中学校の卒業式に母親がどんな服装を着ていけばいいのか悩んでしまう人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、中学校の卒業式で恥をかかない母親の服装について、ご紹介します。

なるべく周りの母親とかけ離れない服装を選ぶ

卒業式というと、やはりある程度は服装にもマナーがあり、明らかにジーンズやジャージのような普段着や変に目立つ流行りの服装をすれば、1人だけ浮いてしまいます。中学校の卒業式となると、幼稚園や小学校の卒業式に比べ、母親の年齢も40代が多くなってきます。幼稚園や小学校よりも落ち着いてくる年齢になります。ある程度のマナーが身についてくる年齢ですので、服装のマナーを押さえていない母親は目立ってしまいます。

なるべく周りの母親とかけ離れないような服装を選んで、子供にも恥をかかせないよう式に参加しましょう。

中学校の卒業式での服装

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中学校の卒業式の服装においては、セミフォーマルが基本となります。スカートやワンピースの丈は膝より下になるようにします。年齢的にも膝頭が見えるものより、膝頭が隠れるものを選びます。そして、ミニスカートは避けましょう。パンツもNGです。

色は、ブラック、ネイビー、グレーといったダークなカラーが中心になります。お別れの意味を込めて、このように暗めの色を選びます。ここ最近では着まわしやすいネイビーも人気を集めていたりします。

ブラウスは白かシックな色を選びます。レースやフリルなどが使われたインナーを選び、華やかさを出すのも良いでしょう。

入学式では新生活へのお祝いという意味を込めて、パステルカラーのスーツを選びます。

とはいえ、最近では忠実にマナーどおりというよりも、昔に比べると卒業式にカラースーツを選ぶ母親も増えてきているといいます。以前はブラックフォーマルにアクセサリーやコサージュをつけるのが基本でしたが、今はこの限りではなくなっています。

基本的には服装にマナーはあるのですが、周囲の母親から浮かないというのも一つの目安になりますので、周りの母親に意見を聞いて参考にしてみるといいでしょう。

もしかしたら、その地域や学校によっては、多少他と違うこともあるかもしれません。

季節にあった素材の服装

また、わりと難しいのが素材選びになります。卒業式が行われるシーズンはまだまだ寒いとはいえ、季節としてはもう春です。ウールのような厚手の素材ではなく、オールシーズン使えるような生地を選ぶようにします。寒さが気になる場合はインナーで調節します。ですから、冬物はNGです。

ちなみに、喪服を慶事用と区別せずに使っても問題ありませんので、ブラウスやアクセサリーを変えて慶事用に使ってもマナー違反にはなりません。

ブラックフォーマルの礼服を慶事用と分けて持つより、1着持っていれば弔事にも慶事にも使えるので便利ですし、金銭的にも無駄になりません。

卒業式の服装に和装はあり?なし?

卒業式に着ていく和装

卒業式の服装に和装を選ぶ母親もいるかもしれません。着物はNGというわけではありませんが、子供が主役の卒業式で、母親が目立つのもいかがなものかと思われます。あくまで主役は子供達になりますので、1人で目立つ着物を着るのは、駄目というわけではありませんが、準備にも手間がかかりますし、着付けをしたり、髪をセットしたりと時間もかかります。

着物を披露するのであれば、子供が主役の卒業式より別の機会にしたほうがいいでしょう。

卒業式の基本的な決まりごと

中学校の卒業式の服装には決まりごとがありますが、服装以外にもある程度の決まりがあります。

例えば、ストッキングはベージュのストッキングを穿かなくてはなりません。寒い時期ではありますし、学校の体育館では、より寒さを感じやすい場所になります。しかし、黒のタイツなどは穿かないようにします。

靴も選ぶポイントがあります。パンプスのヒールは高過ぎず、5センチ以内のものにします。サンダルやスニーカー、ブーツも当然NGです。パンプスもつま先の閉じたものにします。

バッグも基本はフォーマルバッグを持ちます。大き過ぎるバッグ、ブランドのロゴが目立つバッグは避けるようにします。マナー違反にあたるかと言うと、そういうわけでもないのですが、一般的にはフォーマルバッグを持つのが無難です。

ネックレスはパールを選び、程よく上品に仕上げます。あまりゴージャスになり過ぎたり、ジャラジャラ宝石をつけまくる必要もありません。

コサージュは付けなくても構いませんが、付けたほうが華やかな印象になります。ピンクなど華やかさを醸し出す色を選ぶといいでしょう。黒は暗いイメージになってしまいますし、真っ赤のようにショッキングな色も普通は選びません。

寒いからといってコートを着たまま卒業式に参加するのはよくないので、ストールを持っていくと膝掛けにも早変わりして、防寒対策になります。

おわりに

仲のいい母子

中学校の卒業式は子供が主役になるという事を念頭に置いて、母親が目立ち過ぎないようにしましょう。また、周りから浮かないよう最低限のマナーを知っておき、その中で上品で華やかなオシャレを楽しむようにできるといいですね。

常識のない服装をして子供の卒業式に参加すれば、母親のみならず、子供も恥をかいてしまいます。子供にとっても良い想い出となるよう、母親も気を引き締めて、卒業式に参加したいですね。

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