感動する卒業式にしよう!卒業式の保護者のマナーについて
子どもたちの門出を祝う卒業式は、子供の成長を祝う式典です。この日のために子どもたちは毎日一生懸命練習をしてきました。子供たちの晴れ舞台である卒業式の厳粛な雰囲気を、保護者がマナーを守らずに台なしにしたり、周りの保護者に迷惑をかけるといったことのないように私たち保護者のマナーについて考えていきましょう。
卒業式には保護者のマナーも大切
どんなにすばらしい卒業式であっても、マナーを守れない他の保護者のために、式に集中できなくなったり、感動する場面でも気になってしまって感動できなかったなどにならないように、まずは自分がマナーを守れるようにすることが大切といえます。うれしい涙に溢れた温かな卒業式をつくるために次のような点に十分気をつけるようにしましょう。
私語は慎しんで、先生や子どもたちの声に耳を傾けましょう
卒業式には、校長先生から一人一人卒業証書授与をされるという場面もあります。卒業式では保護者は自分の子の出番を強く意識し、子どもたちは緊張しながら壇上に上がります。子どもの晴れ舞台の姿をしっかりと目に焼きつけましょう。同じように、他の子どもも皆一人一人緊張しながら壇上に上がっていきます。共に歩んだお友達の卒業証書授与もきちんと見守っていきましょう。
6年生にもなると、式典の最初から最後まで立派に過ごせるようになっています。卒業式の時に子どもたちが歌う歌への拍手も積極的に参加しましょう。司会者の指示をよく聞くようにしておくと、子どもたちがせっかくつくりあげた卒業式の厳粛な雰囲気を保護者たちが台無しにするようなことにはならないといえます。また、咳が出る場合はマスクをして、タオルで口元を押さえるなどして、せきの音量を抑える気遣いなどもマナーといえます。
席で撮影する時は後ろの人々の視線を遮らないよう気を配りましょう
学校によっては、ビデオなどの撮影場所を指定している場合もあり、案内に沿って指定場所で撮影するようにしましょう。特に決められていないという場合、なるべく式の途中で席を立たないですむようにしておくことがマナーです。
卒業式の最中はきちんと着席して式の進行を静かに見守ることが大切です。ビデオや写真撮影をする時には、席を立たずに、その場で座ったままで撮影し、席から腰を浮かしてビデオを回したり、歩き回ったりして撮影するとマナーに反してしまうことになりますので気を付けるようにしましょう。三脚より一脚のほうがスペースという点でおすすめです。
できれば下の子は預けて出席し、やむなく参加させる場合は退出しやすい席を選びましょう。
式の雰囲気を壊すことにもなりかねませんので、小さなお子さんが静かにじっと待っていられないかもしれないと心配な場合、できれば預けて出席するか、どうしても参加させるしかない場合は、退出しやすい席に着席して、お子さんの様子をみながら、静かにしていられなくなりそうな時は早めに式場から退出しましょう。
卒業式の保護者席は多少余裕を持って用意されていますが、卒業する生徒の人が多い学校では、椅子が足りなくなってしまうこともあるといえます。また、学校によっては生徒一人に対して保護者の参加人数は限定されているという学校もあります。参列席に制限がある場合には、両親までの参加にとどめたり、祖父母や親族には写真や卒業式のビデオを見てもらうなどして、卒業の喜びをわかち合うこともできます。
もし、出席人数が多いことが分かっている場合には、参観日の日など日に先生に質問しておくとどうすればいいのか対応を考えてもらえるといえます。
まわりが知り合いだらけということで、気にしなくなっていることも多いかもしれません。何か支障があったりすると、翌年以降の卒業式の規制が厳しくなっていくことも考えられますので、保護者はきちんとマナーを守って参列することが大切です。
例えば、駐車場に校庭開放をしていたのに、トラブルや苦情があると翌年の卒業式から駐車場として使うことができなくなったりして、歩いて卒業式に行かないといけなくなったりすることになってしまっては迷惑をかけることになってしまいます。マナーが原因で次年度以降に支障をきたすことのないように、参列する際の保護者のマナーを守って卒業式に参加するようにしましょう。
まとめ
子どもたちの門出を祝う卒業式は、子供の成長を祝うための式典です。この日のために子どもたちは毎日一生懸命練習をしています。子供たちの晴れ舞台である卒業式の厳粛な雰囲気を、保護者がマナーを守らないことで台なしにしてしまったり、周りの保護者に迷惑をかけるといったことのないように参列者一人一人である私たち保護者のマナーも重要です。
卒業式の雰囲気に、一人一人の保護者は責任を負っているということを忘れないようにして、卒業していく子どもたちの門出を祝い、感動のある心に残る立派な卒業式にしていきましょう。