卒業アルバムはどのように処分するのが妥当なの?捨てた後の後悔は?

卒業の証にもらえる卒業アルバム。とても大切なものだと思う人もいれば、あまり良い思い出がないので処分したい人もいるのではないでしょうか?

大切なものですし、どこかで販売されている物ではないだけに貴重な物である一方、例えば学生時代にあまり良い思い出がない人や、そもそも卒業アルバムに自分があまり写っていなかったり、持っているだけで学生時代の嫌な思い出が蘇るといったように、処分したいと考えている人もいるようです。

また、学校によっては卒業アルバムがやたら大層な作りとなっているため、かさばるからという理由で処分を考えている人もいるようです。他の書籍と同じ大きさであれば本棚にも収まるものの、やたら大きいし重いしで保管に困っている。見たい時には友人から見せてもらえば良いとの気持ちから処分する人もいれば、単純に「見ないから」という理由で処分する人もいるなど、処分の理由は様々です。

ですが実際に処分するとなると、どのような形で処分すれば良いのか迷うのではないでしょうか。古本屋に持って行って買取ってもらえるような物ではありません。そこで、卒業アルバムを処分する方法を模索してみるとしましょう。

卒業アルバムは個人情報の集合体でもある

個人情報の集合体

卒業アルバムを処分する際に気を付けるべき点として、「そのまま捨てないこと」です。かつての卒業アルバムには今では信じられませんが卒業生の住所や電話番号まで記載されていました。名簿代わり、あるいは卒業後も連絡出来るようにといった学校側の配慮でもあったのですが、近年では個人情報保護の観点からこれらは掲載されてない学校の方が圧倒的に多いです。それでも生徒の写真等がいくつも掲載されているだけに、「個人情報の集合体」と言っても過言ではないのです。

そのため、そのまま処分すると何らかの形で情報が洩れる可能性があります。古本や古雑誌の回収で一緒に卒業アルバムもと思ったものの、業者が卒業アルバムだけ抜き取ってといったケースも可能性としてはゼロではありません。卒業アルバムは市販品ではないだけに、掲載されている内容は卒業アルバムだけのものです。部外者に見られないよう、処分する際には裁断するなり、中身を見られないようにするか、あるいは見ても良く分からない状況にすべきです。何気なく処分したら友人たちに迷惑がかかる可能性もあるのです。卒業アルバムを欲しているような悪徳業者もいますので、処分する際には「個人情報の宝庫」だと認識した上で処分すべきです。

卒業アルバムを処分する際の方法は?

処分する際の方法はいくつか考えられます。まずは接着剤にてページをめくれなくする方法。卒業アルバムも紙ですので、接着剤を塗っておけば中身は見れません。強引にページをめくろうとすればバリバリとなるでしょう。

燃やすのも一つの手法ではありますが、危険が伴うので十分に気を付けなければなりません。ですが燃やせばまさに灰となりますので後々見ることは出来なくなります。他にもハサミを入れたり水に浸してページをめくれなくするなど、「捨てられているのを見た人が中を見れない状態」にするのがベストです。

卒業アルバムを処分して後悔はしない?

後悔している男性

様々な事情から卒業アルバムを処分したい人がいるのも不思議ではないのですが、実際に処分して後悔するようなことはないのでしょうか。

その瞬間は後悔するようなことはないでしょう。ですが人間の気持ちは変化するものです。仮にですが、学生時代にあまり良い思い出がないから卒業アルバムも処分したいと思っていたものの、ばったり学生時代の友人と再会して昔話に花が咲いて、辛かった思い出が笑えるようになるケースもあります。その場合、卒業アルバムでも見返してみようかなという気持ちになることも十分に考えられます。実際、勢いに任せて処分したものの、後悔することになった人もいるようです。

卒業アルバムを処分して後悔していない人もいます。

一方、処分して後悔をしていない人もいます。ちょっとやそっとでは覆せないような辛い思いを学生時代に経験した人にとっては、どれだけ時間が経っても学生時代のことを笑って過ごせるとは思えない。むしろ学生時代を思い出して陰鬱な気持ちになるので自分の気持ちをリセットするという意味でも卒業アルバムを処分する。そして何年経ってもまったく後悔していない人もいるのです。また、そこまで憎悪の気持ちを持っている訳ではないものの、頻繁に見返すものではないだけに、いつしか処分したことさえ忘れてしまう人もいるようです。

おわりに

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卒業アルバムはどこにも販売されていない記念の物ではあるものの、受け取り方は人それぞれです。ネガティブな気持ちだけではなく、引越しの際に処分してしまったという人もいれば、物を捨てられない人間が断捨離の覚悟と共にいろいろと捨てるケースもあります。処分そのものは一時の感情で簡単に行えるのですが、一度処分してしまったら二度と見れなくなる可能性があることは弁えておいた方が良いでしょう。

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