学生服の洗濯方法!正しい洗い方は?

学生服のCMなどでご存知の通り、今は学生服も形体安定・ウォッシャブル加工により、家庭でのお洗濯が可能となりました。しかし、実際のところ、いまだに学生服の洗濯機でのお洗濯に不安があるご家庭も多いようです。今回は、学生服の家庭での上手な洗濯方法を紹介いたします。

学生服のお洗濯、ドライクリーニングと家庭洗濯の違い

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学生服に限らず、大切な服をお洗濯しようとする場合、多くは街のクリーニング屋さんに『ドライクリーニング』をお願いするでしょう。『ドライクリーニング』は有機溶剤を使った洗い方ですが、比べて家庭でのお洗濯は水を使った洗濯方法です。

『ドライクリーニング』が得意なのはなんといっても油汚れ。日常のチリやホコリなどのダメージは排気ガスやススなど油性由来のものが多く、普段の家庭でのお洗濯では落ちない汚れですが、それらを落としてくれるのも有機溶剤を使った『ドライクリーニング』の特徴です。

ところが、汗ジミなど水溶性の汚れは逆に水を使った『ウェットクリーニング』では落ちやすいようです。それぞれの洗い方に長所があるので、活かした方法で利用したいものです。

家庭で学生服をお洗濯する場合の事前処理

学生服も家庭でお洗濯できる、そんな自宅での『ウェットクリーニング』で気を付けるべきポイントを見てみましょう。

素材

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素材によって家庭でのお洗濯が可能かどうかのおおよその判別がつきます。制服は主にウール・綿・ポリエステル・アクリルなどを使用していますが、家庭でお洗濯できるものの判断としてはウール50%以下の比率でウール以外に綿やポリエルテルなどを混入しているものならばOKとみなしてよいでしょう。

洗濯表示

洗濯表示タグを確認しましょう。大抵洋服のウエストあたりの左内側についている洗濯表示タグですが、学生服の場合、襟の内側についていることが多いようです。このタグの手洗いマークに×がついていなければ、家庭の洗濯機でお洗濯可能です。また、お洗濯の際に使用できる洗剤の種類(中性やアルカリ性など)も確認しておきましょう。

ポケット

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ポケットの中にプリントやメモ、ティッシュなど入っていないか確認しましょう。一緒に洗ってしまうと粉々になり、お洗濯しようとしたメインの服に付着してしまいます。そうなったら着いてしまったものを全部払ってからもう一度お洗濯しなければならなくなり、手間どころか生地へのダメージも増えてしまいます。

汚れの気になる部分は

学生服は黒や紺などダーク色がほとんどでなので、汚れを見つけるのは困難です。なので汚れている部分を予測して、下洗いをすることが大切。皮脂汚れが気になる襟もとは勿論の事、普段から机に触れている袖口は要注意。プリントのインク汚れや鉛筆汚れなど、多くの汚れが付着していると言えます。

重点的に予洗いする

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学生服の汚れで気になるそのような部分は、固形せっけんをこすりつけ、使い古しの歯ブラシなどでしごきましょう。固形せっけんがない場合は、分量内の中性洗剤をほんのすこしつけて歯ブラシで優しくしごきましょう。

女子制服のプリーツの処理

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女の子の制服のスカートを洗いたい場合は、プリーツの型崩れを防止するためにもしつけをしてお洗濯することをおススメします。しつけをしておけば、万が一プリーツが取れてしまってもアイロンで直すことも可能となります。

学生服を洗濯機でお洗濯する際の注意点

準備が出来たらいよいよ家庭用洗濯機でのお洗濯となります。家庭用洗濯機の手洗いメニューの多くが『ドライコース』または『手洗いコース』などと表示されていますが、これらはあくまでも街のクリーニング店の『ドライクリーニング』とは異なる洗い方です。

?洗剤は学生服のお洗濯の負担を少なくするために、中性洗剤を使いましょう。洗濯洗剤の多くは、日常生活汚れを落としやすいように、アルカリ性となっていますが、汚れが落ちやすい分、型崩れの原因ともなるので学生服のお洗濯には中性洗剤を使うようにしましょう。

?お洗濯が終わり干す場合の一工夫として、ハンガーも肩に厚みのあるものを利用したほうが良いでしょう。なければ、ハンガーの両肩にタオルを巻き付けるなどすれば上着の型崩れの予防になります。また、プリーツスカートを干す場合はヒダに一本一本の裾を洗濯ばさみなどで止めておけば、折り目のキープも期待できます。

?干して乾けばそのまま着れる学生服ですが、もし余裕があればアイロンもかけたいところ。アイロン用のアイテムも今は充実しています。アイロンをかける際、糊付けや消臭効果のあるものを使えば、子供が着るであろうこれからの数か月も安心です。

≪まとめ≫

並べられた学ラン

クリーニングに出せば戻ってくるまで数日かかりますが、自宅でお洗濯出来れば翌日には子供に着せてあげられます。毎日着る学生服だからこそ、汚れは気になっているはず。しつけやお洗濯の下準備、乾燥の手間をいとわないのであれば、学生服のお洗濯はぜひ家庭でしてみましょう。

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