とっても簡単!!洋服ボタンの取り付け方!
お気に入りの洋服やのボタンがとれてしまった!そんな時は、自分で直してしまいましょう。小学校の家庭科で習ってから針と糸なんて使ったことがない…。そんな人でも大丈夫。糸通し?玉結び?玉止め?そんなことが出来なくても、ちょっとしたコツさえわかれば、ボタンの取り付けは簡単にできます。
洋服のボタンが外れそうになったら
洋服のボタンが外れそうになったら、思い切って外してしまいましょう。洋服のボタンは他のボタンとお揃いになっていると思います。もし、知らないうちに外れて落ちてなくしてしまったら、同じボタンを購入するには洋服のメーカーに問い合わせる以外ほとんど不可能。外れてしまいそうと気づいた時点でハサミで糸を切って外してしまいましょう。
万が一なくしてしまった場合、予備のボタンが洗濯表示のタグについているかもしれません。或いは、洋服を購入した際に着いてくる小さなハギレと一緒にボタンも入っているかも知れません。確認してみましょう。
洋服のボタンを取り付ける前の準備
≪準備するもの≫
針:ボタンは小さいので、作業がしやすいように短めの針を選びましょう。
糸:糸は他のボタンと似たような色を選びます。太いほうが良いのですが、あまり太いと針あなに通せない可能性もあります。普通のミシン糸か木綿糸で充分でしょう。
糸通し:針あなに装着して糸を引き抜き、ワンタッチで針に糸を通せるアイテムです。針あなに糸をうまく通す自信のない方は迷わず使いましょう。
≪針と糸の準備≫
①目視で糸を通すことが出来れば問題ないのですが、ソーイングに不慣れな場合の第一難関とも言える針穴に糸を通す作業。ここではぜひワンタッチで通せる『糸通し』を使いたいものです。
糸通しを針あなに差し込んで、その糸通しに糸を入れ糸通し、スーッと引き抜けばOKです。
糸は頑丈にするために二本取りにしましょう。また、二本取りにしておいたほうが、最後の玉結びが出来ない場合のつなぎ結びもしやすくなります。
②糸は二本で40cmほどの長さで切りましょう。それ以上短いとボタン付けしにくく、それ以上長ければ絡まってしまい、作業しにくくなります。
③次に玉結びをしますが、出来なければ普通に二本のひもを繋げるように結んでも構いません。ただ、この玉結びの目的は、洋服(生地)に対して糸が通り抜けないようにするためなので、つなぎ結びであれば2~3回繰り返して結び目を大きくすると良いでしょう。
洋服のボタンの種類と取り付け方
針と糸の準備が出来たならいよいよ取り付けです。ボタンには形がいくつかありますが、ここではオーソドックスな2つ穴ボタンの取り付け方を説明します。
①洋服の裏側から針を刺し、いったん玉止め部分で引っかかるまで糸を布に通します。
②ボタンの裏側の穴一箇所から針を通し、ボタンを布に近づけます。
③ボタンのもう一つの穴に、ボタンの表側から針と糸を通します。
④洋服①で刺した位置に出来るだけ近づけて針と糸を刺し、糸を通します。
⑤このときにボタンと洋服(布地)のスキマを2~3mmほど空けましょう。(出来上がったときにボタンをボタンホールにかけやすくするため)
⑥①~④の作業を3~4回ほど繰り返したら、洋服の裏側から再度針を刺して糸を通します。(この時ボタンには糸を通さない)
⑦出た糸を⑤で空けておいたスキマの部分に3~4回ほどグルグル巻きつけます。
⑧そのまま再度洋服(布地)に針を刺し、糸を通して玉止めをします。(玉止めとは、布地から糸が出た位置に針を添えて、さらに糸を針に1~2回巻きつけ、巻きつけたところを左手の親指で軽く押さえながら針を抜いて結び目を作ること)
※玉止めが出来なければ、針から糸を切り離し、布地の付け根でつなぎ結びをしましょう。その時も抜け落ちないように2~3回結びましょう。
ボタンが外れないための裏技
最近の洋服ではあまり見かけなくなった『力(チカラ)ボタン』をご存知でしょうか?
この『力ボタン』、ボタンを付ける際に洋服の裏側に一緒に取り付けていた小さな透明のミニボタンなのですが、最近の洋服ではあまり見かけなくなりました。しかし、これが付いていることでボタンが外れにくくなるのです。
でも『力ボタン』がない。そんな時は手持ちのハギレを『力ボタン』の代わりに使ってしまいましょう。
予備のボタンと一緒に入っていたハギレを使うもヨシ、手持ちのフェルトやハギレを使うもヨシ。1cm×2cmほどにカットした布を、2つ折りか3つ折りにして、洋服のボタン付けの位置に添え、洋服ごと①~⑧の作業をすればOKです。
この一手間でボタンが外れにくくなること間違いなし!
まとめ
もしかして、ボタンが外れただけでクローゼットに眠っている洋服はありませんか?普段からソーイングをしていないと、ボタン付けさえも敬遠しがちです。けれど、小学生の頃習った通りにしなくても、ボタンは意外と簡単に付けることが出来ます。針と糸さえあれば出来るのですから、是非やってみましょう。